今年で3年目になりますが、千葉県の済生会習志野病院から、2年目の研修医の方々が、「地域医療研修」ということで、2週間ずつ登別に来られています。
地域医療研修、というのは、ちょっと不思議な感じもする制度で、医学部卒業後2年間の研修医生活で、1か月間、「地域医療」というものを学ばないといけない、と、厚生労働省が決めていますが、どこの病院でも、「地域医療」とは何をさせればいいのか、悩んでいます。それで、都会の病院では、こうして北海道(など、まあ「地域」)の病院に、何か勉強して来い、と送り込むわけです。
実際には、登別市内、三愛病院さんの方で2週間受け入れて、その間の2日間、下請けの形で、当院に来てもらっています。私のところでは、地方の訪問診療や訪問看護、その他、私のやっている学校医や、拘置所の嘱託医、等々、付いて回ってもらえる範囲で色々見てもらいながら、地方の医療の実態や問題点、地方の医者の生活の実際、様々議論を交わしています。
こうして、年に4人ずつ、ですが、若い都会のお医者さんと触れ合う機会は、老いていく私にとっても貴重なもので、若返るというものです。
★研修2年目の清水先生。往診先の室蘭の岬にて。イケメンだよねえ。
Comentarios